Anaconda + Tensorflow + Visual Studio Code

目的

WindowsVisual Studio Codeを使用したTensorflow開発をで行えるようにしてみる。

手順

1.Anacondaのインストール + Tensorflow 開発環境の構築

以下を参考にtensorflowの開発環境を構築。
Windows版AnacondaでTensorFlow環境構築 - Qiita

2.Visual Studio Codeのインストール

ここからダウンロードしてインストールするだけ。
Download Visual Studio Code - Mac, Linux, Windows

3.拡張機能Python」の導入

Visual Studio Code を起動したら、「Ctrl + Shift + X」でMarketplaceを開いて、検索窓に「Python」を入力すると引っかかってくる。

4.ワークスペース設定の変更

Pythonを実行したりデバッグしたりするとき、tensorflow用のPython.exeを使用してくれないと色々困るので、ワークスペース用の個別設定を実施する。
「ファイル」からtensorflow開発用のフォルダを開いたら、「ファイル」⇒「基本設定」⇒「設定」を開く。

「ユーザー設定」タブが開くので、右上のプルダウンを「ワークスペース設定」に変更し、内容を以下に変更する

{
    "python.pythonPath": "{Anacondaのインストールフォルダ}/envs/tensorflow/python"
}

5.ビルドタスクの構成

いちいちターミナルから実行するのも面倒なので、ビルドタスクを構成する。 「タスク」⇒「タスクの構成」を選択すると、tasks.jsonが開くので、以下の通り記述する。

{
    // See https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=733558
    // for the documentation about the tasks.json format
    "version": "2.0.0",
    "tasks": [
        {
            "taskName": "Python",
            "command": "${config:python.pythonPath}",
            "type": "shell",
            "group": {
                "kind": "build",
                "isDefault": true
            },
            "args": [
                "${file}"
            ]
        }
    ]
}

6.動作確認

1で作成したtensorflow_intro.pyを開き、「Ctrl + Shift + B」を押下。

「ターミナル」ウィンドウの出力結果が1で実行した結果と一致していればOK。

7.デバッグ確認

「Ctrl + Shift + D」でデバッグウィンドウを開いて、左上の歯車アイコンをクリック。
launch.jsonが作成されるので、左上のプルダウンを「Python」に設定する。
再度tensorflow_intro.pyを開き、「F5」を押下。
ちゃんと動作すればOK。

補足

「Pylintがインストールされてない」のような警告が出るが、インストールされているとコンパイルエラー等を事前検知してくれるので便利。